政府がやってるSHINE!(断っとくけどシャインだからね。ローマ字読みしちゃだめだよ)なんかより、よっぽどオシャレで完成度が高い。
実際こうした状況ってのは、もう前世紀の終わり頃からずーーーーーーっと問題になってて、なんとかせにゃんらんとかで「男女共同参画」だの「男女雇用機会均等」だのができたりしたけど、さーーーーーーっぱり効果が上がってないわけだ。
男の方は、二言目に「女は強くなった」とヨイショしとけばすむみたいな考えだから、ぜーんぜんやる気ナッシングだったてのもあるけどね。
しかし、問題はもっと根の深いところ、日本の労働状況の特殊性に根ざしているので、またぞろ「女性の活力を!」なんてかけ声かけても無駄に終わるんじゃないか、という分析もある。
男女雇用機会均等法では「共働き」を実現できない
なんというか、日本の労働者ってのは、「あれもやれ、これもやれ、なんでもやれ」と要求される割には、勝手にあれもこれもなんでもやることを許されない、というわけわからん環境で働いている。
新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書) |
まあ、似たようなことは昭和元禄から、何度も呼び名を変えて言い習わされて来たから、私より年上の人たちには、そんなの耳にタコがびっしり、てな感じだろう。
つまり、欧米で考えられてるような労働者像と、日本の労働者ってのは、どう見ても客観的に違う。単なる思い込みじゃなくて。
それでもやっぱり対外的に見栄えが悪いから、職場にずらずらっと女性を並べたい、というのであれば、その女性にも「奥さん」が必要になってくるよ、て話。
別に目新しい論でもなくて、八十年代に『クロワッサン症候群』なんてのがベストセラーになった頃から、似たようなことは予言されてた。当時はまだ「分析」じゃなくて「予言」の段階だったんだけど、やっぱあの当時の橋本治はエラかったね。
じゃあどうすればいいか。学者センセイってのは、分析をするだけしてほったらかし、というか、有効な提案を全然しないから困っちゃう。ので、ここで代わりにやってみよう。
もうさ、女性をすべて国で雇用すればいいんじゃないのかな。
とにかく、生まれた子どもが女の子だったら、その時点で国から月給が出る。年齢に応じて増額しながら一生出る。もう、全女性を公務員化しちゃう。
成人して嫌になったらやめることもできるし、国籍離脱したら対象ではなくなる。
でもそれ以外は、外資系企業に勤めようが、宝くじが当たろうが、連続殺人犯になろうが、「公務員」として給料がもらえることにする。これで少子化も解消する。
過激過ぎ?逆差別だ?全体主義の香りがする?じゃあ、とりあえず特別職以外の公務員を全部女性にする、てのでもいいよ。
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