2014年7月31日木曜日

女性をすべて公務員にすればいいよね?

 なんか、Googleがこんなことをやってる
 政府がやってるSHINE!(断っとくけどシャインだからね。ローマ字読みしちゃだめだよ)なんかより、よっぽどオシャレで完成度が高い。


実際こうした状況ってのは、もう前世紀の終わり頃からずーーーーーーっと問題になってて、なんとかせにゃんらんとかで「男女共同参画」だの「男女雇用機会均等」だのができたりしたけど、さーーーーーーっぱり効果が上がってないわけだ。
 男の方は、二言目に「女は強くなった」とヨイショしとけばすむみたいな考えだから、ぜーんぜんやる気ナッシングだったてのもあるけどね。
 しかし、問題はもっと根の深いところ、日本の労働状況の特殊性に根ざしているので、またぞろ「女性の活力を!」なんてかけ声かけても無駄に終わるんじゃないか、という分析もある。

男女雇用機会均等法では「共働き」を実現できない


 なんというか、日本の労働者ってのは、「あれもやれ、これもやれ、なんでもやれ」と要求される割には、勝手にあれもこれもなんでもやることを許されない、というわけわからん環境で働いている。
新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)
    そういう労働環境で求められるのは、「意欲・適正・能力」、てかこれって「やる気・元気・本気」てやつだね、これらは非常に曖昧な基準で計られることになるんで、もう自分の人生が組織(会社)の一部になるくらいでないともたない。こういうのを今は「メンバーシップ型雇用」と呼ぶらしい。
 まあ、似たようなことは昭和元禄から、何度も呼び名を変えて言い習わされて来たから、私より年上の人たちには、そんなの耳にタコがびっしり、てな感じだろう。

 つまり、欧米で考えられてるような労働者像と、日本の労働者ってのは、どう見ても客観的に違う。単なる思い込みじゃなくて。
 それでもやっぱり対外的に見栄えが悪いから、職場にずらずらっと女性を並べたい、というのであれば、その女性にも「奥さん」が必要になってくるよ、て話。

 別に目新しい論でもなくて、八十年代に『クロワッサン症候群』なんてのがベストセラーになった頃から、似たようなことは予言されてた。当時はまだ「分析」じゃなくて「予言」の段階だったんだけど、やっぱあの当時の橋本治はエラかったね。

 じゃあどうすればいいか。学者センセイってのは、分析をするだけしてほったらかし、というか、有効な提案を全然しないから困っちゃう。ので、ここで代わりにやってみよう。
 もうさ、女性をすべて国で雇用すればいいんじゃないのかな。
 とにかく、生まれた子どもが女の子だったら、その時点で国から月給が出る。年齢に応じて増額しながら一生出る。もう、全女性を公務員化しちゃう。
 成人して嫌になったらやめることもできるし、国籍離脱したら対象ではなくなる。
 でもそれ以外は、外資系企業に勤めようが、宝くじが当たろうが、連続殺人犯になろうが、「公務員」として給料がもらえることにする。これで少子化も解消する。
 過激過ぎ?逆差別だ?全体主義の香りがする?じゃあ、とりあえず特別職以外の公務員を全部女性にする、てのでもいいよ。
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿