2014年7月25日金曜日

戦争において最初に犠牲なるのは「真実」だそうだが

 現在、ガザにおいて、またも、ろくでもないことが起きている。
 その件についてここで論評するのは、ちと荷が重い。
 がしかし、それにからんでネットで妙な画像を拾ったのでご紹介。

 

 わ、なんだこれ。左はイスラエル軍(IDF)が支援を募るポスター。右はナチスが支援を募るポスター。そっくり。どっちも三つ編みにっこり少女。イスラエル軍の方がやや援交っぽい感じ。
 一瞬「げげっ」と思ったが、こういうセンセーショナルな代物にはよく注意した方がいい。

 だいたい、なんでイスラエル軍の方はヘブライ語じゃなくて英語なんだ。海外向けだから?それにナチスの方は、落ち着いて文言を読んでみたら、「ユースホステルと施設を作ろう」みたいな内容じゃん。(商売柄その程度はわかる)

 しかし、日本のサイトを検索しても、「わー、この画像すげー」みたいのしか出てこないんで、例によってアチラの方をググってみた。

“If it was true, would it matter?


 それで、ヒットしたのがこのブログ。
 やっぱり左っかわのイスラエル軍のポスターてのは捏造のようだ。女の子が着ている制服やら何やらいろいろ違う、と。
 で、元になったオリジナルのポスターってのがやっぱりあって、


……という具合だ。

 イスラエルがやらかしてることが許せないのは同意するけど、こういうことをやっちゃいかんよね。
 現在でも反ユダヤ主義者Anti-Smitistがネットにはウヨウヨしてて、困ったことにそいつらはネオナチみたくわかりやすい言動をしていない。とにかくユダヤ人が不利になれば何でもいいんで、イスラエルも叩くし、パレスチナの味方もするし、もしかすると今回のような画像を作ってばらまいたのかもしれないのだ。
 ねえ知ってる?今は亡きフセインがイスラエルにミサイルを撃ち込んだとき、ドイツの民間人から多額の送金があったんだよ。
 今でもイスラエル批判は慎重にやらないと、ナチのおとしものみたいなのが寄りついてくるので、かなりアチラのマスコミは神経質になっている。

 ついでなんで、ポスターがらみで最後にちょっと愉快な話。

ユダヤ人の彼女は、ナチスのポスターに「完璧なアーリア人」として登場した


「アーリア人の理想的な赤ちゃん」とナチスが選んだ赤ん坊は、実はユダヤ人だったのだった、とのこと。
 社会に純粋さなんて求めるから、こんな大笑いなことになるわけやね。

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