妻はフリー・ライターをやっているので、たまに出版関係のことについて会話したりする。
妻「やっぱりこういうのって、電子書籍にしたほうがいいのかな」
私「うーん」
妻「そうすればコストもかからないし」
私「そうかもね」
妻「新しい情報が入ったら、その都度改訂すればいいし」
私「でもさ、それ、ホームページを有料で閲覧させるのと何が違うわけ?」
妻「うーん」
おそらく、多くの出版社の会議室で似たような会話がなされたことと思う。
kindleは端末を特化することで顧客を囲い込んでみせたけど、一方であやうさもあるわけで。
将来的に電子書籍てもんが、どんどん「書籍」でなくなっていったとしたら、kindleはまっさきに廃れてしまうだろうなあ、と心配するフリをしたくなる。
The book's futures
http://www.eurozine.com/articles/2013-09-27-ariasmaldonado-en.html
ここに書かれていることは、常々自分が考えていたことと多くの部分で一致している。つまり、誰でも考えつくようなことなんだけど、実現には色々ハードルやら網くぐりやら平均台やら存在するわけで、てか、もうこんなんなったら、これは「書籍」と呼べるの?というレベルまで進化しちゃうわけで、日本の出版社は「黒船来る!」とかおたついてないで、電機メーカーといっしょにこういうのを先取りして開発しちゃえばいいのに、などと無責任なことを考えたり考えなかったりする今日この頃なのだった。
電子書籍については、本宅の方で飽きるほど言及してるので、本日はこの辺で。
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