2014年8月20日水曜日

本を喰らうPart.3

 以前Part.2で紹介した研究で、『紙の方がディスプレイよりも深い理解ができる』てのがあったけど、今度は海外からの似たような研究結果。

Readers absorb less on Kindles than on paper, study findshttp://www.theguardian.com/books/2014/aug/19/readers-absorb-less-kindles-paper-study-plot-ereader-digitisation


もうすぐ絶滅するという紙の書物について

 
こっちはトッパン・フォームみたく脳の働きをモニターしたとかじゃなくて、簡単な推理小説を読ませて、どの程度シチュエーションやらキャラクターやら物語の構成やらを理解できてるか、というのを調査したもの。
 とは言え、現在生きているほとんどの人間は紙の媒体に慣れて育った来たのだから、電子書籍側にハンディがあるのは当然といえば当然のことだ。
 最初からそれがわかっていたから上のような本の中で、著者たちが「いやー、早くそうなったらいいねー」なんて余裕かましていられたのだ。

 以前から「電子書籍にはもう一段のブレイクスルーが必要だ」みたいなことをエラそうに書いていたけど、こういうことが周知されて来てしまうと、それ以前に電子出版てものを少し考え直した方がいいんじゃないかと思える。
 だいたい電子書籍というのは……とっとと、やめやめ。なんで古本屋風情がそんなこといわにゃならんのか。もし本が全部電子書籍になったら、古本屋なんか滅んじまうのに。
 んー、でもまあ、電子書籍は短くてすぐ読み終わるものの方が向いてると思う。小説ならショートショートとかね。

 蛇足で、Part.1はここ


ボッコちゃん

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