2016年6月1日水曜日

獄中での読書はとても良く捗るとは聞くが

 読書の捗る場所として、「獄中」というのは良く耳にするところだ。
 ドストエフスキーとか、ワイルドとか、レーニンとか、ガンジーにネルー、ネルソン・マンデラ……まあ、ヒトラーとかホリエモンなんてのもいるけど、読書くらいしかすることがない環境というのは、読書を好むものにしてみれば非常に好適と言えるだろう。加えて、腹が減らず、エアコンが効いてればもっと良い。それじゃ「獄」中とは言わんか。


 しかし、どんな非道な監獄でも、読書という娯楽は割と認められてはいるようだ。もちろんエロを除くが。
 非道な拷問で知られるサディストの楽園、グアンタナモ収容所でもそれは例外ではない。
 ちゃんと収容者向けのライブラリーがしつらえてある。

Guantanamo prison library books for detainees
http://gitmobooks.tumblr.com/


 SF(『デューン砂の惑星』)やらヘミングウェイの『武器よさらば』やら、なかなかのラインナップ。
 中でも見逃せないのは……

 ハリー・ポッター!!
 DVDまであったりする。
 しかしここで気になるのは、ここに収容されているのはイスラム教の過激派だということ。
 そして、「ハリーポッターは邪教だ!」とかの教えがあるということ。

「ハリー・ポッターは邪教だ!」 テロ容疑者はイスラム過激派「煽動ビデオ」を見ていた
http://www.j-cast.com/2013/04/21173574.html

 もちろん、一般のムスリムには何てことはないんだろうけど、過激派の皆さんとしてはどうなんだろうか。
 まさか、これを無理矢理見せるとかいう「拷問」があったりするんだろうか。

 自分がもし収容所に入れられたとして、どんな本を読まされたら「拷問」になるだろう?
 とりあえず、『美しい国 』とかなんとかってのは、勘弁してもらいたいかな。



Harry Potter and the Cursed Child - Parts One & Two (Special Rehearsal Edition): Parts I & II: The Official Script Book of the Original West End Production

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