2016年4月18日月曜日

果たしてゴルゴ13の名前はパナマ文書にあるか?

    ゴルゴ13が税金払っているかというと、そりゃあまず払っちゃいないだろう、と普通に考えてしまう。Not Know Onlyのスイスの銀行に預けてるわけだし。でもこのマンガ、今までに一冊きりしか読んでないんで、確かなところはよく知らない。でも、ゴルゴがいきなり練馬の税務署にアーマライトかついで現れたら面白いだろうな、とは思うけどね。税務署は今度、このネタでポスター作ったらいいのに。ゴルゴも納税!!

 ゴルゴが納税していないことが普通に思えてしまうのは、殺し屋というアウトローな稼業だからということ以上に、世界を股にかけて商売している、ということがある。グローバリゼーションというやつやね。
 そう、「世界を股にかける」男は、国家なんてチャチなものにかまっちゃいない。税金なんて払わなくても一切問題ない、という認識がゴルゴだけじゃなくて世界中にあって、それが今までタックス・ヘイブンを野放しにしてきた一因なんじゃないかと思う。
 つまり、タックス・ヘイブンてのは、「金持ちどもけしからん!」という問題と同時に、「じゃあ税金ってそもそも何なのよ」という問題もまた含まれているわけだ。
 以前、ピケティについてちょこちょこ書いていたんだけど、当のピケティ御大が来日した時、その講演でこんなことを質問したエッセイストを名乗る女性がいた。

「お金持ちが納得して税金を払う何かを考えられないでしょうか?」


 何だか、「ケーキを食べればいいのに」という声がこだましてきそうな、そんな世間知らずの響きを持った質問に、ピケティもまともに相手にしていなかったのだが、実はこのお嬢さまちっくな質問には重要な要素が含まれているのだ、ということを今度のパナマ文書の問題で再確認した。
 ちなみに、この時のことは下記のエントリーで取り上げている。

【経済の問題がどのくらい重要かというと経済学者に任せておけないくらい重要なのだ編】


 ついでにピケティもパナマ文書についてコメントしている。
Panama Papers: Act now. Don't wait for another crisis
一部超訳⬇︎
…………
There is still one question outstanding: why have governments done so little since 2008 to combat financial opacity? The simple answer is that they were under the illusion that there was no need to act. Their central banks had printed enough currency to avoid the complete collapse of the financial system, thus avoiding the mistakes which post-1929 led the world to the brink of complete collapse. The outcome is that we have indeed avoided a widespread depression but in so doing we have refrained from the necessary structural, regulatory and fiscal reforms. 
[残ってる問題は、なんで政府は2008年(註:サブプライム問題のあった年)に金融不透明をきちんとしとかなかったのか?てこと。まあ、大丈夫なんじゃねえの、くらいに思ってたんだろうね。中央銀行は金融システム破綻を避けるのに十分なくらいに札を刷りまくったし、こんな具合に1929年(註:大恐慌)から後、世界が完全にダメダメになるのを防いだわけだし。財政支出は不況が広がるのをしっかり防いだけど、同時に必要だった構造やら調整やら財政の改革をやめちゃったんだ。]
…………
 あんまり突っ込んだことは言ってないんだけど、以前からわかってたこと、特に二〇〇八年の機会にそれがあらわになってたのに、きちんと処理しとかなかったことが後々まで響いている。今度はしっかりやってくれよ、てこと。

 ちなみに、ゴルゴ13は行列に並べない。誰か背後に立つと攻撃するように訓練されているからだ。
 なので、納税するなら書面じゃなくてネットになるはず。今度のインターネット納税の宣伝は、ぜひゴルゴで。


ホクシン交易 ゴルゴ13 直立マーカー W09FUM0077

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