2014年1月31日金曜日

インターネットの半分は○○○○でできています

 娘のケータイにメールが山ほど来る。といってもまともなものではない。
「来ちゃった♪」「今すぐ会えませんか?」「あたしの恥ずかしい画像をもらってください」などなど。いわゆるそのテの業者から送られてくるものだ。それはクリスマス・イヴに始まり、一時沈静化するかに思えたが、またぞろ増加している。
 こんなに送ってきたら、どんなアホでも「おかしいな」と気づくだろうから逆効果じゃないか思うが、ひっかかるやつが浜の真砂のごとく絶えないからこそ続くんだろうねえ。メアド変えないとなー。

 さて、今「アホ」でも気づくとかいたけど、ひっかかる「やつ」とも書いた。なんでかというと、けっこう頭が良いはずの人もひっかかるからなんだよね。ちょっと前にそのテの業者を摘発したら、校長先生だの企業の重役だのが引っかかってんのがわかった、て話があった。
 こういうのって、頭の良し悪し、金の有る無しに関係なく、「世の中のどこかに自分だけに用意されたゴールデンロードがある」という気持ちが残ってるかどうかなんだよね。
 その内容が例外なく「男性向け」でもあることから、少なくとも日本男児のほとんどが心に「ゴールデンロード」を持っていると見透かされてるわけだ。これじゃあ「白馬に乗った王子様」願望のことを笑えやしない。

 そんなわけで、インターネットの半分は「よくぼう」でできています。「ヘンタイ」でも可。
 でもさ、そういう欲望てのはほとんどの人がもってるはずなのに、なんでこうしたところで「ゴールデンロード」になってしまうんだろう?
 てか、人類はみなスケベだということになっているのに、なんで未だにスケベだということはみっともなくなってしまうんだろう?
 そんなわけで、またぞろ欲望のお話をしてみたいと思う。
 上手くいけば、「とってもわかりやすいジャック・ラカン」になるはず……なるといいなあ。
 では次回から。

二人であることの病い パラノイアと言語 (講談社学術文庫)

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