2015年7月29日水曜日

歯が痛い歯が痛い歯が痛い歯が痛歯が痛い歯痛い歯痛い歯痛歯痛痛歯が痛い歯が歯が痛い痛痛いい

 歯が痛い。普段の歯磨きは医者にほめられるくらいやっているのだが、数年前かかっていた歯医者の治療がどれもこれも手抜きだったのだ。超ロングレンジの時限爆弾を歯に仕掛けられていたようなものか。
 
   歯が痛いと困るのは、考えが上手くまとまらなくなってくることだ。
 晩年のパスカルは、歯痛をごまかすために数学の問題を解き、サイクロイド曲線(上の画像)を見出したそうだが……
地下室の手記 (新潮文庫)
まあ、そんなことやってっから、長生きできなかったんじゃなかったかと思う。おっと不吉なことを書いてしまった。パスカルはその歯痛のあと、ガンが全身転移し、三十九歳にして人生の幕を閉じた。かといって、ドストエフスキーのように歯痛の中に快楽を見出すようなマゾっぽいこともできないし、寺田寅彦のように歯痛のポエムを作ってごまかすのもなんか違う。


 などなどうんちくを垂れてみても痛いものは痛い。
 幼い頃歯医者と言えば、薄暗い待合室でぼろぼろのジャンプに載っている『妖怪ハンター』を読みながら、処刑を待つ場所であった。
 それが今や私は、あさっての予約日を待ちわびているのだ。
 なんという違い。
 
 とまあ、騒いでみたが、実は現在痛み止めが効いていてさほどでもない。しかし、考えがまとまらないのは確かである。
 困ったもんだ。


やさしさが半分のクスリ

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