えー、新自由主義ってのは、とにかく政府をちっちゃくちっちゃくして、税金を少なく少なくする思想だ。それは「相続税」とて例外ではなく、ぼんくら坊ちゃん嬢ちゃんにとって、エル・ドラドへのパスポートみたくなっている。
中でもそのぼんくらぶりが際立ってるのが、マーガレット・サッチャー
サッチャーと言えばご存知鉄の女、フリードマン
この歌は『オズの魔法使
い』の挿入歌で、この時チャート2位までのぼりつめたという。
Ding Dong! The Witch Is Dead enters chart at two
そんな冷酷無比な鉄の女にも弱点があった。
ドラ息子にめちゃ甘だったのだ。
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向かって右端がマーク・サッチャー君 |
英雄気取りで首を突っ込みすべてをぶち壊すどら息子——マーク・サッチャー(卿)
http://gqjapan.jp/more/people/20121108/thatcher
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ひでえもんだね。ここには書かれてないけど、パリ・ダカにさっぱり準備しないで参加して行方不明になった時は、サッチャーがフランス軍に要請して捜索隊を結成してもらった、なんてこともあったようだ。
wikipediaには
Mark Thatcher
http://en.wikipedia.org/wiki/Mark_Thatcherアラン・クラークに 'Mark problem' なんて呼ばれてた、と書かれている。その他、ママのコネを利用して、いろいろと好き放題してたようだ。
それでも「サッチャーの息子」という肩モールの輝きは失せず、今もイギリス政界の周りをイボイノシシのようにうろついているという。
「新自由主義」を標榜する人たちは、こうしたボンボンはそのうち淘汰されるんだからほっとけ、みたいなことをおっしゃる。「自由」でありさえすれば、資産は流砂のごとく流れていくはずだ、と。
ところが、マーク君は相変わらず「超」のつく大金持ちだ。
こういうろくでもない「階層の固定化」について、「新自由主義」はそれを促進しこそすれ、格差を縮めるようなことをしない……というのが、やっとこさ入手して今読んでいる、ピケティ『21世紀の資本主義』の眼目だったりするわけだ。やれやれ、やっと【予告編】につながった。
この本については、もうちょっと読んでから、ちょこちょこ書いてみたい。
なので、【本編】まで今少しの猶予を。
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