日本刀と無敵魂 |
この本に「片途(かたみち)戦法」という章がある。飛行機で遠距離の爆撃をする際、航続距離の関係で往復できない場合どうするか、という話だ。
こうしたことは、日本だけでなく米英も行うが、そのやり方が違う、と書いている。
まず米英については、
…………
「自分共は敵地を攻撃して、爆弾を落とした。之で自分の任務に対する義務は完了した」
とてんでに解釈をつけて、それから先の行動は自由意志によって決する。そこで敵地の海に着水しようと、敵飛行場に着陸しようと、それは勝手である。そして手を挙げて降参する、之も自由である。
……………
と書かれている。そんなことがしょっちゅうあったとも思われないが、まあそうかなという感じもしなくはない。
次に、日本の場合。