以前書いたエントリーでタレス
古代ローマにもセネカ
Seneca, the fat-cat philosopherhttp://www.theguardian.com/books/2015/mar/27/seneca-fat-cat-philosopher-emily-wilson-a-life
とガーディアンの記事に詳しい。fat-catてのは大金持ち、それも政治がらみなニュアンスがある。セネカは暴君として名高いネロのアドバイザーで、セネカが側にくっついてるうちはネロも慈悲深い賢帝であったという。
隠居してからネロ暗殺に加担した疑いをかけられ、自ら命を絶つハメになった。
セネカ、怒りについて 他二篇 (岩波文庫) |
ストア派ってけっこうストイックなんじゃねえの?「哲学者は己の論ずるところを実践せず」って本当だよなー、と揶揄されても、「いやー、そんなことないよ、こう見えてもちゃんといろいろ考えてるんだよ、ハッハッハ」てなもんで、古代ローマでもやっぱり金持喧嘩せずなのだった。
じゃあ、後世の哲学者たちの暮らしぶりはどうだっただろう?十九世紀ともなればだいたい大学におさまってたから、赤貧洗うがごとき生活の中で思考を鍛えたりとかはあんまりない。ヴィトゲンシュタイン
以下、思いつくまま書いていこう。
ショーペンハウエル
カント
キェルケゴール
スピノザ
なんかこう、大向こうに受けそうな「あしたのジョー」っぽいハングリーなドラマ、というやつがあまり思いあたらない。
マルクス
それでなのかどうか知らないけど、「お金」そのものについての哲学というのはあまりない。
そういうのは近代になって、「金」ってやつの存在感が大きくならないと意味がなかったのかもしれない。
ジンメル、貨幣の哲学 |
哲学なんてのは、貧乏人のやるこっちゃないんだなあ……
るーるるーるーるー(哀愁のメロディ)
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