2014年5月24日土曜日

「なぜ温泉に卓球がつきものなのか」その理由は言わないのがオトナというものなのだ



 ふと思い立ってググってみたんだが……
 いやあ、答えている方々がみんなオトナなんで、ほっと胸を撫で下ろした次第。
 曰く「老若男女で楽しめるから」
 曰く「日本に卓球ブームがあったから」
 曰く「手軽に楽しめるから」
 嘘が上手いのはオトナの印。

 さて、日本ではすっかり根暗スポーツの烙印を押されている卓球だが、私が子供の頃は世界選手権で無敵を誇り、日本選手権がそのまま世界選手権の決勝みたいな状況だった。最近じゃすっかり中国にお株をうばわれてるけどね。今やEU諸国の代表にすら、中国人が顔を並べている。
 それでも卓球の人気が世界中で根強いのは、やはりあの見ているだけで小脳が焦げ臭くなりそうな高速ラリーの魅力、てのが一つあると思う。




……人間か、こいつら。


 さて、そんな卓球の魅力に取り付かれるのは、なにも日本人だけじゃない。ヨーロッパにゃプロリーグだってある。
 それに結構な有名人も、実は卓球が趣味、だったりする。

    例えばこの人。なんだか新月の夜に処女の生き血を吸ってそうな顔つきだが、とてつもなく気難しいことで有名なピアニストだ。
 その名は、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
 このおっさん、一時期卓球にはまりまくって、暇さえあればラケットを握っていたそうな。
 ある日、駆け出しの日本人女性ピアニストがミケランジェリの招待を受けたので、喜びいさんで家にいったら、ピアノのレッスンなんかほとんどせず、延々と卓球の相手をさせられたという。
 当時、日本人=卓球が特技、だったんで、ミケランジェリがこの日本人ピアニストに期待したのは、卓球の腕だけだったようだ。しかし、延々と相手できたんだから、このピアニストもけっこう卓球できたんだろう。ね、中村紘子さん。

    そしてもう一人、晩年卓球にはまったのが右の人。なんだかどこぞの質屋にでもいそうなじいちゃんだけど、若い時分に猥褻発禁小説を続々書いたヘンリー・ミラーだ。
で、その八番目の奥さんが日本人ホキ・徳田
 四十六歳も年上なんで、もうアッチの方は無しで、酒と卓球の相手をするって感じだったらしい。
 ちなみに、ホキ・徳田はまだ生きてる。


 とまあいうわけで、なぜ温泉と言えば、浴衣を着て卓球をするのか、ちゃんとしたオトナの方々にはよくわかってしまったと思う。
 まだ分かんないという人は……まあ、別に分かったからどうってわけでもないんで、分かんないままでいてもいいんじゃないかな。その方がきれいなココロのままでいられるし。


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謎の回答はつづきに!

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