ハリウッド版ゴジラが公開されたそうだ。今度は3Dとのこと。
予告編を見る限りでは、ゴジラの首が太くなってて血圧高そうだな、と思える。もっとダイエットしないとダメだよ。
初代ゴジラの原点に返った、のかどうか、期待してもいいものかどうか、何やら身もだえさせられる。
とりあえず、初日の興行は大当たりだったようだ。
「GODZILLA」初日の興行収入、7カ国で1位を記録!
震災や津波、原発事故の描写もあり、渡辺謙も出演している。そして、核に対する疑念ももりこまれている、とのこと。
How the Iraq War Influenced the "Godzilla" Reboot
>"As we were writing the film, the horrible events in Fukushima [where a tsunami caused a nuclear meltdown] happened and we had to make the decision: Do we stay away from that or do we acknowledge that you've opened this Pandora's box of nuclear power, and when it goes wrong, it really does go wrong?"
と、監督は語っている。
まー、なんか素直に受け取れないのは、「なんで日本でこれを作れないの?」という忸怩たる思いがあるからだ。
おそらくは、多くの映画人、さらに多くの映画ファンが、「今こそ”本物の”ゴジラを作るべきだ」と考えたはずだと思うが……
今の日本で「ゴジラ」を作るなら、さてどんな風になるだろう。
まず、海中をゴジラが泳いでくる。目撃報告が続くが、「馬鹿げている」「ありえない」と無視される。
ゴジラが浅瀬に来たところで、近場の海にあった放射線測定器が異常な数値を示す。
しかし、故障ということで片付けられる。
自衛隊が報告することで、やっと政府はその存在を認識するが、国民からは隠される。
上陸予定地点は封鎖されるが、国民には何も知らされない。
ゴジラは誰もいない町を破壊し、放射能をまき散らして去っていく。
町の封鎖は解除され、仮設住宅が建てられて住民が戻る。
ふと、ある住民が試みにガイガーカウンターで量ってみると、針が振り切れてしまう。……
うーん、ちょっと無理があるな。これじゃ大学の自主制作レベルだ。
でも、多くの人がゴジラに魅了されるのは、誰もが巨大な「恐怖」がどこかをのし歩いていることを、肌で感じているからだろう。そして、不意にその臭いを嗅ぐこともある。
ゴジラは、それを具体的な形にして見せてくれるのだ。
日本での公開は7月25日になるとのこと。
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