娘のケータイにメールが山ほど来る。といってもまともなものではない。
「来ちゃった♪」「今すぐ会えませんか?」「あたしの恥ずかしい画像をもらってください」などなど。いわゆるそのテの業者から送られてくるものだ。それはクリスマス・イヴに始まり、一時沈静化するかに思えたが、またぞろ増加している。
こんなに送ってきたら、どんなアホでも「おかしいな」と気づくだろうから逆効果じゃないか思うが、ひっかかるやつが浜の真砂のごとく絶えないからこそ続くんだろうねえ。メアド変えないとなー。
2014年1月31日金曜日
2014年1月25日土曜日
昔々その昔それは「科学」と呼ばれていた
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最近有名なる合衆国の人種改良学者ポペノー氏はその大著『応用人種改良学』において、今日世界の大問題たる労働問題、即ち八時間制も最低賃金制も幼少労働の禁止も養老金を付与することも、あるいは資本問題も婦人問題、即ち婦人の教育を進め地位を向上せしむることも自由結婚も、国際連盟の思想の如き新時代の思想は、すべて人類の優種性を疎外し出産率を減少せしめ、結局人類滅亡の原因となるべしと論じ、学理の上からのみならず実際に統計数字実験の上より事実に徴してこれを力説している、女教員と結婚率及びその出産率の如きは、この主張の否認すべからざることを証する一例である。
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最近有名なる合衆国の人種改良学者ポペノー氏はその大著『応用人種改良学』において、今日世界の大問題たる労働問題、即ち八時間制も最低賃金制も幼少労働の禁止も養老金を付与することも、あるいは資本問題も婦人問題、即ち婦人の教育を進め地位を向上せしむることも自由結婚も、国際連盟の思想の如き新時代の思想は、すべて人類の優種性を疎外し出産率を減少せしめ、結局人類滅亡の原因となるべしと論じ、学理の上からのみならず実際に統計数字実験の上より事実に徴してこれを力説している、女教員と結婚率及びその出産率の如きは、この主張の否認すべからざることを証する一例である。
2014年1月20日月曜日
2014年1月19日日曜日
2014年1月15日水曜日
ちょっと意外だった戦前の離婚について
『日本民族の将来』という本が入荷した。
昭和七年の刊行だから、満州事変の一年後。六月というからには、世間の話題は坂田山心中事件でもちきりだっただろう。「天国に結ぶ純潔の悲恋」は、ただでさえ不安定な世上を揺るがし、二百人に登る後追い(?)心中ブーム(??)を巻き起こした。
で、この本なんだが、法学博士とやらが書いただけあって、当時の事象が淡々と記されていて興味深い。とくに人口の増減について多くの紙幅を割いており、「どのようにして優良な人間を増加させるか」などという優生思想が、とてもナチュラルに綿々と綴られている。
その辺のあれこれはまたの機会に譲るとして、意外だったのは戦前の離婚の話だ。
昭和七年の刊行だから、満州事変の一年後。六月というからには、世間の話題は坂田山心中事件でもちきりだっただろう。「天国に結ぶ純潔の悲恋」は、ただでさえ不安定な世上を揺るがし、二百人に登る後追い(?)心中ブーム(??)を巻き起こした。
で、この本なんだが、法学博士とやらが書いただけあって、当時の事象が淡々と記されていて興味深い。とくに人口の増減について多くの紙幅を割いており、「どのようにして優良な人間を増加させるか」などという優生思想が、とてもナチュラルに綿々と綴られている。
その辺のあれこれはまたの機会に譲るとして、意外だったのは戦前の離婚の話だ。
2014年1月12日日曜日
ハンナ・アーレントについての凡庸な考え方
師走に観た映画『ハンナ・アーレント』の感想を今頃になって書いてみる。
この映画の主人公は、アドルフ・アイヒマンという、チビでハゲでメガネの男だ。映画の中の彼はモノクロのブラウン管の中で、虫歯にかかった齧歯類のような顔であたりを睥睨している。
もし彼が私の同僚であったら、どんなだっただろう。私にはひとつの確信がある。
彼は私を横目で一瞥するなり、こう口にするはずだ。
「きさまのような凡人は不要だ。さっさとここを立ち去れ」
この映画の主人公は、アドルフ・アイヒマンという、チビでハゲでメガネの男だ。映画の中の彼はモノクロのブラウン管の中で、虫歯にかかった齧歯類のような顔であたりを睥睨している。
もし彼が私の同僚であったら、どんなだっただろう。私にはひとつの確信がある。
彼は私を横目で一瞥するなり、こう口にするはずだ。
「きさまのような凡人は不要だ。さっさとここを立ち去れ」
2014年1月6日月曜日
『かぐや姫の物語』とあらかじめ用意された罪について
大晦日の日、家族三人で『かぐや姫の物語』を観に行った。
観終わった帰り道、妻がぼそりとつぶやいた。
「なんで今さらあれを映画にしなきゃなんなかったんだろ?」
なるほど。
妻の何気ないつぶやきにはウソが混ざっていない。
その答えになるかどうかはわからないが、あらためて『かぐや姫の物語』の感想を少し。
(以下ネタバレが含まれます)
観終わった帰り道、妻がぼそりとつぶやいた。
「なんで今さらあれを映画にしなきゃなんなかったんだろ?」
なるほど。
妻の何気ないつぶやきにはウソが混ざっていない。
その答えになるかどうかはわからないが、あらためて『かぐや姫の物語』の感想を少し。
(以下ネタバレが含まれます)
2014年1月5日日曜日
初春のめでためでたのめでたさで「国の借金」とやらがチャラになる方法を書いてみる
皆様、あけましておめでとうございます。
娘が受験でめでたいとばかり浮かれてらんないんだけど、せっかくの正月だからちょいと「おめでたい」ことを書いてみよう。
いやあ、すごいもんだね。千兆だってさ。でまあ、これ、減らさないと大変、てことになってる。でもさ、今日銀で総裁やってる黒田ハルヒコさんがまだ財務省で財務官やってた頃、こんなこと書いてんだよね。
娘が受験でめでたいとばかり浮かれてらんないんだけど、せっかくの正月だからちょいと「おめでたい」ことを書いてみよう。